世界平和連合は、1991年8月、米ソ冷戦終焉を受けて創立が宣言され、日本においては1996年3月に創設大会が行われました。兄弟団体である国際勝共連合は1968年に創設され、米ソ冷戦終了に多大なる貢献をしてきました。その勝利的基盤の上に世界平和連合が創設されたわけです。

 国際勝共連合の使命は、文字通り共産主義に打ち勝つことであります。冷戦が熱き戦いにならないよう最善の努力を傾けながら、極力理論戦・政治戦で決着がつくよう国際的連帯を組みながら戦ってまいりました。それでも韓国動乱、ベトナム戦争等熱戦になったこともありましたが、1989年12月マルタ島でのブッシュ・ゴルバチョフ会談で米ソ冷戦に終止符が打たれました。

 世界平和連合は、残存する共産主義世界の解放とともに、世界が抱える諸問題、すなわち食糧・貧困・格差・環境・青少年教育問題等を解決する目的で創設されました。

 冷戦終焉後、米国の湾岸戦争及び対東アジア政策等の失政により、世界は無秩序化し、なによりも中国という巨大共産主義国家の脅威に曝されるようになってしまいました。北朝鮮の核・ミサイルによる挑発的行動も深刻な懸念を関係諸国に与えています。そしてまた、伝統的家庭観の破壊を目的とする文化共産主義の浸透によって、性倫理と家庭の崩壊は末期的社会病理現象を引き起こしています。

 したがって、国際勝共連合がその戦いを強化することは言うまでもありませんが、世界平和連合として、中国を共産主義の呪縛から解放する戦略に力を入れ、さらには格差是正のための経済・技術平準化戦略、そしてある意味では最も困難で本質的である家庭再建戦略の三本柱を中心にすえて、活動を展開、強化してまいります。皆様方の今まで以上のご指導・ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。

世界平和連合会長 太田洪量