車社会の一つある栃木県では、高齢者の事故防止を図ることが重要な課題だ。運転に不安を覚える高齢ドライバーに運転免許をどのように返納を促すか、その後の、公共交通や生活支援をどのようにするか各自治体で試行錯誤。電動アシスト自転車の購入費を補助するユニークな取り組み(足利市等)もある。

 そこで、栃木県鹿沼市ではこの程、65歳以上の免許返納者に市のリーバス(コミュニティーバス)と予約バス(デマンド交通)の「終身無料乗車券」(仮称)を8月から交付することになった。県内自治体でははじめてという。

 市内の2016年の交通事故発生件数は195件で、このうち65歳以上の事故は72件で全体の36・9%、負傷者は45人で、死者4人は全て65歳以上だったという。

 市は10年6月から65歳以上の自主返納者にリーバス・予約バスの1年間無料乗車券を交付。年間100件以上の申請を受けており、このほど「終身無料乗車券」とすることで、自主返納後の生活支援を強化することにした。

下野新聞の記事(6月15日付)より
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20170615/2722292

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