籠池氏が国会答弁する際に弁護士にいちいち相談し指示を仰ぐ

3月23日、衆参両院の予算委員会で、学校法人「森友学園」の籠池泰典氏の証人喚問が行われた。明確になったことは、安倍晋三首相夫人昭恵氏の国有地売却問題への関与や、現金の授受に関する疑惑が極めて根拠のないものであったということである。

それ以上に目を引いたものは、籠池氏が答弁する際に、後ろに控えていた弁護士(補佐人)にいちいち相談し、指示を仰いでいた姿である。国会での証人喚問は、偽証した場合罪に問われるので、弁護士をつけてもいいのだと理解した次第である。

 

弁護士の入れ知恵で、国会が追求すべき重要問題の証言を避け、昭恵氏との金銭問題は雄弁に語る

特に森友学園が提出した三つの建設契約書の金額が、国土建設省、大阪府、関西エアポートで大きく違うことを質された際、弁護士の指示を仰ぎ、刑事訴追の恐れがあるので証言を避けた。国会が追求すべき最も重要な問題では、弁護士の指示で答弁を避け、偽証の証明が不可能な安倍昭恵氏との金銭問題は答えていた。恐らくは、弁護士の知恵や知識がなければできないことではないか。

その弁護士とは、山口貴士氏である。慶応大学法学部から弁護士になった彼は、芸術家・ろくでなし子の裁判で代理人となり一躍脚光を浴びた。これは自分の性器をモチーフにした写真を領布した罪で問われたものであった。

 

山口貴士氏は名うての左翼弁護士事務所の所属。籠池氏は左翼勢力に完全に取り込まれたか。

ちなみに山口貴士氏は、2013年10月に虎ノ門総合法律事務所から、リンク総合事務所に所属を移している。この事務所の所長は紀藤正樹弁護士。紀藤氏は、現行法が認める著作権に関して批判的であり、「著作権は、一種の知的財産権の囲みこみ運動」であり、かつての労働者による資本家との闘争のように市民は戦うべきであると考えている。名うての左翼弁護士だ。籠池氏が完全に左翼に取りこまれた、と危惧するのは、うがった見方であろうか。

国際勝共連合会長 太田洪量

 

 

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