両国の取り組みを高く評価する
トランプ米大統領による日本訪問(5日~7日)は、「史上最高点」に達したともいわれる日米の連携を、より強く国内外に示すものとなりました。国際勝共連合は両国の取り組みを高く評価します。
トランプ氏はまず、成田ではなく在日米軍と自衛隊が共同使用する横田基地に降り立ちました。そして米空軍兵士や航空自衛隊員を前に演説を行い、日米の同盟関係の重要性を強調しつつ、「最初の訪問地としてここ以外には考えられなかった」「いかなる独裁者もアメリカの決意を過小評価してはならない」と述べ、北朝鮮を強くけん制しました。
また、「朝鮮戦争の時には横田基地の滑走路から米軍パイロットが飛び立ち、侵略者を退けた」と語り、朝鮮半島有事には米軍が関与することを示唆しました。
安倍首相との会談後に行われた共同記者会見では、安倍首相が「トランプ大統領の立場を一貫して支持している」と語り、トランプ大統領は「(日米の見解は)完全に一致した。日米が100%共にあることを力強く確認した」と強調しました。
またトランプ氏は、共同記者会見を前に拉致被害者の家族とも面会し、家族らの話を頷きながら聞き入りました。記者会見では、「いかなる親も40年もの間の心痛に耐えなければならないということがあってはならない」と言及しました。一連の内容は、北朝鮮に対する強いメッセージとなりました。
国内の左派系識者らは北朝鮮問題について、「対話を最優先にすべきだ」と今も訴えています。
しかし北朝鮮は、国連加盟国でありながら国連安保理の非難決議を完全に無視し、国際法違反の核・ミサイル開発をなお続けています。対話はすべて失敗に終わったのです。
東アジアの平和と安定、そして日本国民の安全の確保のためには、何よりも抑止力を高めなければなりません。その意味で、今回のトランプ氏の訪日で日米の固い結束を示すことができたことは、極めて大きな意義のあるものとして評価できるでしょう。