安倍内閣の支持率は、なぜ急激に低下してしまったのか?
回復の道はあるのか?
あるとすればそれは何か?
保守系の愛国者であれば、誰しも深刻に悩んでいる問題であろう。
「女性が輝く」と謳うのと「輝くに値しない」女性が下駄を履かされるのは違う
最大の原因は、建設的な政策論議をせずに安倍政権打倒のみに終始する左派政党(民進党も含む)と連携する左派メディアの策動であることは論を待たない。
7月28日の産経新聞に、考慮に値する興味深い記事が掲載された。毎日筆者が変わる「iRONNA発」と言う囲みの記事で、『安倍内閣の支持率低下』とのテーマの下、文筆家の古谷経衡(ふるや つねひら)氏が著したものである。
内容は、「女性が輝く」と謳っておきながら、厳しい表現ではあるが、「輝くに値しない」女性が下駄を履かされて偽りの光を放っている状況を変えねば、「安倍3選」は砂上の楼閣となりかねないと断じている。
もちろん筆者は単に安倍内閣を批判しているのではない、「安倍3選」が実現されなかったら大変なことになると、深刻に事態を憂えているのである。
東京都議選における自民党の歴史的大敗の原因を探ってみても、同じことが言える。
告示日である6月23日前後の自民党と地域政党「都民ファーストの会」の支持率は拮抗していた。ところがわずか10日間で、両者の支持率に10%以上も差がついてしまった。
男性と張り合うだけが理想の女性像ではない。今一度、女性としての姿勢を省みてほしい
明らかに、当時防衛大臣であった稲田氏の「防衛省、自衛隊、防衛大臣、自民党としてもお願いしたい」との自民党候補に対する応援演説。そして、自民党衆議院議員豊田真由美氏のとんでもない「パワハラ行為」が原因で、女性の支持率が急落したのである。
真に礼を欠いた表現かもしれないが、女性の範は「美智子皇后様」ではないかと思っている。深く広い教養をお持ちでありながら、あくまでも謙虚であられる、また天皇陛下に寄り添いながらも天皇陛下より前に出られることはないお姿。安倍総理に近い女性の方々には、この際自らを省みていただきたいと願うのは筆者だけではあるまい。
世界平和連合会長 太田洪量