またぞろ住民投票を巡る騒動が起こっている。
「またぞろ」と言うのは10年前の民主党政権時代に問題化し、国家解体を目論む文化共産主義の手段として批判され、鳴りを潜めていたからだ。
菅直人元首相の愛弟子、いわゆる菅直人チルドレンの松下玲子・東京都武蔵野市長は同市議会12月定例会に住民投票条例案を提出し、左翼勢力の喝采を受けている。
同条例案は常設型住民投票制、それも市内に3カ月以上住んでいる外国人にも投票を認めるもので、「常設型」「外国人参加」という二重のわざわいを抱えおり、とうてい容認できない。
武蔵野市は菅直人元首相のお膝元(衆院・東京18区)で、松下氏は菅直人氏の支援を受けて民主党の都議会議員を経た後、2017年に同市長に当選。今年10月の市長選で立憲民主党や共産党などの野党共闘(いわゆる立憲共産党)で再選を果たした。すると、いよいよ菅直人チルドレンの〝本性〟を露わにし、条例案を持ち出してきた。
文化共産主義者が国家解体を画策
菅直人氏は民主党政権で何をめざそうとしたのか、そのことを想起したい。