【写真】稲嶺進陣営の左派系活動家が、とぐち武豊陣営に車を突っ込ませる卑劣な行為に(車両は警察が制止、沖縄県名護市大南)

 米普天間飛行場の移設先である沖縄県名護市の市長選挙が、2月4日の投開票を前に激化しています。

 「オール沖縄」陣営からは、移設阻止を掲げる現職の稲峰進市長(立憲、社民、共産、社大、自由、民進が推薦)が立候補し、3選を狙います。これに移設を容認する新人の渡具知武豊氏(自民、公明、維新推薦)が立候補し、激しく競い合っています。

 昨秋の調査では、渡具知氏の支持率は稲嶺氏の半分程度でしたが、最近では横一線と見られ、勢いは渡具知氏にあるとの報道も見られるようになりました。

 渡具知陣営では、自民党の小泉進次郎衆議院議員、小渕優子衆議院議員ら、知名度の高い弁士が現地入りし、市長交代を呼び掛けました。

 一方の稲嶺陣営では、立憲民主党の海江田万里最高顧問が現地入りしたほか、共産党が、渡具知氏が保育の充実を訴えていることを念頭に、「稲嶺さんなら基地のない安心な名護で子育てができます」との記事をウェブサイトに掲載するなど、女性票の掘り起こしなどに取り組んでいます。

 ただし過剰な応援も目立っています。稲嶺陣営では、県外から多数の左派系プロ市民らが現地入りし、地元を練り歩いていると指摘されています。公職選挙法で、一人の候補者が使用できる選挙カーは一台に限定されているにも関わらず、大音量スピーカーを載せて稲嶺氏を支持していると見られる車両の写真が、インターネット上に複数アップされています。

 また、小泉進次郎氏が渡具知氏の応援演説を行う際に、一方通行の道路を逆走して邪魔しようとしたとの投稿もありました。もし事実なら、民主主義に対する挑戦であり、絶対に許されない暴挙と言えるでしょう。

 いずれにせよ、辺野古への移設は基地問題の唯一の解決策です。市長選は、選挙運動も含め、全国民が注目すべき選挙と言えるでしょう。

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