北方四島の「ビザなし交流」の訪問団に顧問として参加した丸山穂高衆院議員は「戦争でこの島を取り返すのは賛成ですか、反対ですか」「戦争しないとどうしようもなくないですか」と発言した。論じるにはあまりにもお粗末な発言である。

 我々が考えねばならないのは、なぜこういう妄言が生まれるのか、ということである。

 そもそもそんな軍事力をわが国は持ち合わせていない。妄言は国際軍事情勢や戦争の現実、軍事力の何たるかといった「軍事」について考える思考を遺棄した、これもまた憲法9条の裏返しの発想と言わねばならない。

 

 国際政治学者の三浦瑠麗氏は『21世紀の戦争と平和│徴兵制はなぜ再び必要とされているのか』(新潮社)の著作の中で、「徴兵制が平和に向かう逆説」を問うている。

 それによれば、安定した民主国家が安易に戦争を起こしたり、市民が好戦的姿勢に走ったりするのは「実際に戦場に派遣されて戦う『血のコスト』の負担が、志願兵制下で特定の社会層が集まる軍に偏ってしまって、圧倒的多数の有権者や政治家は自ら血を流すことを想定していないから」だと指摘している(産経新聞4月27日付インタビュー)。まさに丸山氏がそうではないか。

 これに対して徴兵制は国民が自ら血を流すことを想定するので、安易に戦争は起こせない。徴兵制は一見、平和を脅かすように見えるが、実際はその逆で安易な戦争を防ぐというわけだ。

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