イスラムのラマダン(断食月)にイスラエルとパレスチナ(ハマス)の軍事衝突が勃発した(5月21日停戦合意)。イスラム主義武装勢力・ハマスはなぜ動いたのか。それは、バイデン米政権の「弱腰」を見たからだ。
 さらに米韓首脳会談が開催され、対北朝鮮政策に対する合意がなされた。それは韓国の文在寅政権の南北対話努力を支持するものであり、北朝鮮への「思いやり」に満ちた内容となっている。
 今後中国、イランはじめとする「反米勢力」の動きが強硬になるだろう。日本の東アジア戦略の見直しが必要となる。

ハマスはイランの支援で兵器を向上

 

 ロケット弾攻撃を行っているハマスは1987年に創設された。2007年にはガザ地区を武力制圧し、今も実効支配している。

 

写真は、パレスチナ自治区ガザで、悲しみに暮れる女性

 

 

 大きな問題は、イスラエルと敵対する「イラン」の支援で兵器の能力を向上させているとされる点である。

 当初、バイデン米政権の武力衝突停止の仲介はなかなか実らなかった。それは、イスラエルにはバイデン政権に対する不信があるからだ。

 バイデン政権が、「イラン核合意」への復帰をめざして「軌道修正」しようとしているからに他ならない。

 この度の武力衝突は、ハマスがバイデン政権を「弱い」政権と判断したことが生んだ混乱だといえる。

 

バイデン氏はリスクなのか

 そして同じ構図は東アジアでも起きている

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